6/4 クマリデパート「幸せハッシン!フロムキッチン」発売記念リリースイベント

アットジャムで見たクマリデパートさんに興味を持ち色々調べてみると、どうやらこの週末に仙台でリリースイベントを行うらしい。今までの自分だったら絶対ふーんで終わってる。でもソロアイドルフェスにいった人間が今さらめんどくさがる必要があるか?いや、ない。

 

自分が少しでも興味を持ったものに対してアクションを起こせるかどうかってのは結構重要な分岐点になったりする。やるかやらないかという二者択一には取捨選択という言葉が浮かぶ。この言葉に対して最近まで、良いものをピックアップするような意味だと考えていた。しかし、この言葉の意味を調べると、「よいものを取り、悪いものを捨てて選ぶこと。」(出典 精選版 日本国語大辞典)と記されている。つまり、取捨選択にはいいものだけをピックアップすることだけでなく、「悪いものを捨てて選ぶ」という行動も付随しているのだ。捨てるものを選ぶという意識が加わると、また変わってくる。

 

昨年のハロプロはグループごとの単独コンサートがなく、通年ハロコン形式だったのでヲタクである私は年間を通してハロプロ全体の動向を追った。それまで興味のなかったグループのCDやアルバムを聴いてみたり、知らなかったメンバーの魅力が分かったり、推しが増えたりした。出会いもあれば別れもあった。年末には三人の卒業コンサートが立て続けにあり、ハロプロ全体を追っていた私にとっては少々キャパオーバーだった。その反動から今年はヲタクをする範囲を絞り、細々とゆるーくヲタクをやっている。これが私にとっての取捨選択だった。現場の頻度でいうと去年より少ないがその分密度は濃いかもしれない。自分にとっていいことであれば今はそれでいい。趣味に限らず、あらゆることでそうなのかもしれない。昨年を経たからこその学びである。間違いなくマイナスな経験ではなかった。

サッカーのサポーターとアイドルヲタクは似ているとつくづく感じる。サッカーではサポーターとファンは明確に区別されている。前者は熱烈にチームを応援し、アウェイゲームにもついていくし、時にはチームと衝突することもある。私なりに解釈すれば後者は趣味:サッカー応援で、前者が人生:サッカー応援といったところか。そうなってくると彼らの応援に対する認識の違い、かけてるものの違いが分かってくると思う。かけてるものが大きいほど偉いとかそういうわけではない。ただ、サポーターもファンもどちらも必要で、どちらも含めて応援が成り立っているわけだ。それは、両者とも常に考えておかないといけないことだと感じる。ここまでの内容はヲタクとファンに置き換えればまんまアイドル現場にも通じると思う。

今の私はと言えばサポーター側というよりファン側にいるわけで。まぁもとからそうだったのかもしれないが。

サッカーにもアイドルにも通じる話だと思うが、応援する対象を追えば追うほどストレスを感じる部分はあると思う。

サッカーは勝ち負けのあるスポーツで、追えば追うほど負けに直面する機会も増える。そういう意味ではストレスになる。ただ、負けたときは全力で悔しがり、勝った時はそれ以上に思いっきり喜ぶ、といった同じ感情を全力で共有することも楽しいんだろうなと感じる。自分はその境地にいない。今の私は、勝ったところだけを見たいサッカーファン(≠サポーター)のような、ハロプロそのもののハイライトだけを見るようなヲタクになってしまった。ただし、それでいい。下のようなことをTwitterで見かけた。

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オシムさんの言葉を思い出す。
応援しているチームがあるならば、そのチームの監督、スタッフ、選手たちを信じてあげることです。10年に1度でも良い結果を出したり、すごい良い試合をする。そういうことを目撃することが幸せだと思うくらい、熱心なサポーターになってあげてください。

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いくらファンだサポーターだとスタンスが変わろうともこのようなマインドは忘れないでおきたい。信じること、それ即ち愛なのである。

 

また、それとは違うスタンスのファンがいる。私が良いとは思わない人々だ。

彼らはアイドルを、選手をプログラミングされたロボットのように見ている。愛がないし、リスペクトがない(主にレ〇ザフットボールさん)。似たような存在に、競馬において騎手や馬のことを自分の賭けた金を増やす道具としてしか見ていない人がいる。そういう人は上手くいかなきゃヤジを飛ばすし罵倒する。もちろんそこにはリスペクトも愛もない。上記のような人がいい例だが、彼らは応援する対象を自分の満足や欲求を満たさせるためのモノだと考えている。そういう人をファンやサポーターと言ってはいけない。そういう人は応援する対象を今すぐ変えるべきだ。ただしそんな人間を両手を広げて迎え入れてくれる場所などない。

アイドルのライブに対してセトリこれをいれればいいんじゃないかな、と、この曲セトリに入れろよでは根本的に違う。自分の満足のためだけに応援をしていると、思い通りにいかなかったことに対してこういった暴力的な言葉を使ってしまう。

我々のような世代は、スマートフォンなどのデバイスによって自分の思い通りになることに慣れすぎている。そうすると、思い通りにならないことが許せなくなる。アイドルもサッカーも人間がやることだ。人間がやることには思い通りにいかないことがつきまとう。それを楽しめるような人間にならないといけない。目指すべきはいくらでも大枚をはたくファンでも、どんな現場にもついてくるファンでもなく、アイドルというものを楽しめるファンだ。偶然を楽しむ。それは人間を愛することにもつながるんじゃあなかろうか。自分自身肝に銘じておきたい。

ここまで書いたことは同時に自分にも言い聞かせている。応援する対象への愛・リスペクトを忘れてはいけない。

そういえば先日モーニング娘。の新メンバーが発表されたが、その動画はリアタイで見ずに翌日の朝に見た。その間あらゆる情報を遮断していたわけだが、そこで自分が情報過多に生きていたことを痛感した。むしろそのレベルの情報摂取で十分だと思った。これも自分の取捨選択。

 

 

話をこの日に戻そう。自分が興味を持ったものに対してすぐアクションを起こせるようになったのは自分にとっての成長なのか。少なくとも自分の中で意識の変化が起こったことは間違いない。アットジャムを見てから1週間でメンバーさんの名前を6人ギリギリ覚えた。曲は5~6曲くらいなんとなく覚えた。自分でも不思議な感じのままこの日の会場に向かう。

 

ここからはハロプロしかアイドル現場に行ったことのないアイドルヲタクによるイベントレポになる。

 

販売開始の10:30ぴったりくらいに会場に行く。列には15人くらい並んでたような気がする。CDを1枚買えばミニライブの参加券がもらえ、それプラス1枚ごとに特典券が付いてくる。特典券が三枚でメンバーと2ショットのサイン入りチェキがとれるとのことでCDを三枚積むことにした。ハロプロ現場と違って男性比率がかなり高かった。あと、みんなカードで買っているのがヲタクだなーと感じた。自分の番がまわってきてCDを購入。整理番号は30番台。CDは1枚¥1100なので三枚買っても¥3300。これでライブとチェキがついてくると考えるとかなりお得な気がする。買った後にループして良番を得るためにリセマラしてる人がいて、そういう手もあるのかと参考になった。あと、CDは1形態しかないのがカルチャーショックだった。まぁそこは販売戦略的な所もある。ただ、裏ジャケもあってモノとしてちゃんとしていた。ライブが始まるまで1時間くらいあるのでタリーズで休憩。宮台さんの新書を読んだ。日本人の政治観と既得権益しか目がない自民党、そしてアメリカに言いなりの日本の政治。思い当たる節ばかりだったが、対談相手は民主党の議員の方。そしてこの書籍が出版された2009年は政権交代でウキウキな両者であったが、ご存じの通り民主党は後に自民党に政権を奪われた。この本で語ってた展望はどうしたと思うが、政治の仕組みについて分かりやすく書いてあるし、特に政権交代後の落ち目の自民党についてその内情をズバズバ切っている。もちろん今の自民党となんら中身は変わっていないので今読んでも参考になると思う。とか考えてるうちにライブが始まる時間に。いざ会場に着くと50人以上はいた。100人はいないくらいだったかな。自分の番号が呼ばれたが、30番台は整理券アリの中では後方だった。ただ、初見の人間としてはちょうどいい。4列目のセンター辺りで構える。屋外ステージで直射日光があたる。二週間前くらいに患った胃腸炎が8割くらい治ったものの、まだ体調が万全ではない自分の体力はどんどん奪われていった。そうこうしているうちに開始時間に。メンバーの方がバックステージまで移動していたがヲタクが誰も反応していなかった。まぁこれはマナーというか。だいぶ民度の高さを感じた。クマリデパートさんはアイドルらしいメンカラのかわいい感じの衣装が多いのだが、この日は白黒のアーティスト系の衣装だった。宣伝で「久々のあの衣装⁉」みたいな感じだったが、まだあんまり知らない自分には久々も何もない。ライブの始まりはお決まりのおいでよクマリデパートという曲。この曲が流れるとライブが始まるんだなという感じがする。イイ。

一曲目がFurniture Girlという曲。もちろん初見。落ち着いた感じの曲で耳に残る。あとから知ったがこの日の衣装はこの曲のMVの衣装だったそうだ。それでこの曲がセトリに入ったらしい。

次が限界無限大ケン%という曲。メインプロデューサーのサクライケンタさんとでんぱ組などに楽曲提供を行っている玉屋2060%さんの共作。めちゃくちゃいい。アイドル楽曲の中でも群を抜いていい。玉屋さんと言えばでんぱ組のイメージだが、しっかりクマリデパートさんの色になっていて、歌詞の意味の分からなさとか、玉屋さんワークスらしい展開の多さと、サクライさんワークスらしい変拍子。これらがすべて絡み合って素晴らしい作品になっている。アットジャムでも披露された曲だったが、こうしてもう一度しっかり聴けて良かった。

ここで撮影可のMCを挟んで次の楽曲へ。(MCの詳細は完全に忘れてしまった。)

そして今回の新曲、幸せハッシン!フロムキッチン、いまさらだけど、 恋しませんか?を連続で披露。私が興味を持ったきっかけが、この新曲(いまさらだけど、 恋しませんか?)だったので目当ての曲を聴けてめちゃくちゃアガッた。かわいらしさが詰まったディスコナンバーで今年のアイドル楽曲の中で圧倒的1位。もう一つの新曲はあの平野レミさんが作詞したそうだが、結構いい詞を書くなーと感じた。レミさん色も出てるし、しっかり曲としての完成度も高い。

ライブを見た感想としては、自分が好きな曲を聴けるという喜びもそうだが、まだメンバーさんの歌声があまり分かってないなかで、この人がこのパートを歌ってるのかとか、この人はこういう歌声なんだというのを知ることができたのは結構な収穫だった。次聴くときにまた違って聴こえてくるというか、メンバーさんの顔が浮かんできたり、楽曲の楽しみ方が増える。そういう面でも、異常行動ではあるが、この日行ってよかったと心から思えた。あと、単純に楽曲が好みってのを確信できた。次はワンマンに行きたい。

ライブコーナーは終了。特典会へ。まずは、新曲の平野レミさん絡みで、レミパンを買って持参するとそれにメンバー全員がサインをしてくれるという謎イベントが始まった。面白い。ハロプロでいうとつばきの八木栞ちゃんが作るアイドルらしからぬ豪快な料理、通称八木メシで使われるミッフィーの鍋を作っている会社がそれなりに乗っかろうとしていたが、この謎イベントの乗っかり方と比較すると、あまり上手く乗り切れてないように感じた。レミパンを持ってきている人は多分10人くらいいたように思う。調べてみたら1万円くらいすることを知って、やはりヲタクの購買力を舐めないほうがいいな感じた。あとサイン会という名称だったのでササっとサインを書くだけかと思ったらめちゃくちゃメンバーさんとお話しできるらしい。カルチャーショックだ。距離感バグるぞ。そして、チェキ会の番に。私がとろうと思ったメンバーさんは小田アヤネさんという方。なぜか?ハロプロの推しが小田(さくら)さんだからという安易な理由。あと、チェキも先ほどと同様に1分くらいメンバーさんと話せるらしい。なんも考えてなかったよ……。自分の番がくる。ポーズなんて決めてないので言われるがままにクマリポーズをする。ここから1分くらいのトークが始まる。

とりあえず、初めて来た旨と先週のアットジャムで興味をもって来てみたという異常行動の旨を話した。ありがとう的なことと先週の今日じゃあんま分かってないよね(笑)的な返答だった気がする。そこで今日の衣装だと分かりにくいけどメンカラ赤だよ的なこともおっしゃっていた(さすがにそれは知っていた)。そこから近くに住んでるのかみたいな話になって自分の地元について若干話をした。アットジャムは何目当てだったか聞かれたのでハロプロと答えると私も好きですとおっしゃられた。これはラッキー。しかもこの日はハロドリの田中れいなさんと川嶋美楓ちゃんの大きい瞳コラボ動画を見てから来た(そのとき大きい瞳ポーズもやってくれた)らしく、あれは最高の動画だよねって話に。最後にリップサービスだろうが大きい瞳をいつか披露したいという話で終了。わりと楽しかった。正直楽曲に魅力は感じているものの、メンバーさんの魅力に関してはまだまだ知れていない。そういう順序を吹き飛ばしてこういう場に来たもんで、ちょっともったいなかったなと思った。アイドルとヲタク感情はセットではない。ここを安易に結びつけると自分の構図とのギャップが生じ、わけわからん状態になる。そして、それになりかけた。

これを書くまでにここまで期間が空いたのはそれのせいでもある。でも最近、アイドル楽曲大賞の中にあった下のようなコメントを見てようやく魅力というか魅力の感じ方気づき方がわかった様な気がする。

 

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1位 極 LOVE浄土 / クマリデパート :3pts.
行きつけの文房具屋のBGMで聴いて歌詞の「極楽浄土」だけで検索してたどり着いた(隙自語)。
ダンスマン編曲
クワマントランペット ピースの振り 世界平和 革命 愛と令和 笑顔とセクシー 日本の未来 Wowwowwowwow 家族の幸福ちらし寿司 サビが46億年LOVE マジ卍

赤が山木さん

ピンクが生田さん

白が紺野さん

青は唯一該当ない(が声が一番好き)
実にハロプロ向き
ただのハロヲタですがそれでも初めてアイドル楽曲大賞に投票しようかという気になった曲です

2位 シャダイクン / クマリデパート:2.5pts.
極LOVE浄土でクマリデパートを知った後一番鬼リピしてるのはこの曲 転調と変な休符と変な拍子と無理やりな韻

早桜ニコの変な声

楓フウカの勝田里奈

優雨ナコの生田衣梨奈

小田アヤネの山木梨沙

全部ハマる
これは人気あるのもうなずけるク マリの代表曲

でもこの曲を知ったのは極LOVE浄土のおかげなので2位にしました

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今は6人体制だが、当時は4人体制なんだけどこのコメントの中で、

楓フウカの勝田里奈み→分かる

優雨ナコの生田衣梨奈み→めちゃくちゃ分かる

小田アヤネの山木梨沙み→超わかる

勝田里奈のある人はなんなら歌声まで似てる。この部分でめちゃくちゃパーソナルな部分の魅力が分かった。他人で例えるのはどうかとも思うが自分にとってはめちゃくちゃ腑に落ちる例えだった。あと、「青は唯一該当ない(が声が一番好き)」ってのもめちゃくちゃ分かる。ほんとにこれを見たおかげで見え方が変わってきた。そして、これを踏まえたことでようやくこの日がいい思い出として消化できた。感謝してもしきれないくらいの良コメ。本当に感謝感謝 またいっぱい食べたいな デリシャスしゃっしゃっしゃしゃっしゃっ ハッピースマイル!

このコールみたいなものは反吐が出るほど軽蔑しているが自然と出てしまった。

大学に入ったころ、先輩にYouTube何見てるという話になり、その先輩がス力化゜ースを見ていると言っていたので、男子高出身の私はとっさに「女子供が見るYouTubeは見ないっすね」と言いかけたがすんでのところでその言葉を飲み込んだという経験がある。まぁいい。

 

長くなったがこれにて終了。次はワンマン行く。